こんにちは。
岐阜県全域と愛知県北部で分譲住宅や、自由設計の住宅を販売している伊田屋です。

住宅ローンは、数十年と長く付き合うものになりますが、なるべくなら最初の想定よりも早く完済してしまいたいと思われる方も多いようです。
そこで今回は、繰り上げ返済のタイミングや、気を付けたい点についてお話したいと思います。

Point1　繰り上げ返済は、住宅ローン控除が終わってから
住宅ローン控除は、「住宅ローンの残債に対しての控除」になります。
ですので、現在の住宅ローン控除期間である13年は、毎月のローン返済だけ行い、控除をたくさん受けた方が、現在は金利が安いためお得になります。
控除期間中は、繰り上げ返済をする代わりに、その分を貯蓄に回してしておくといいですよ。

Point2　退職金で支払うのか？支払わないのか？
40～50歳などからローンを組まれる方は、ご自身の退職金を住宅ローンの返済に充てるのか、充てないのかを事前に検討しておきましょう。
退職金で残債を一括で返済される予定なら、今コツコツと繰り上げ返済をされるのと、まとめて一括で返済されるのとあまり変わらないかもしれません。40～50代の方は、お子さまの教育費が必要な時期でもありますので、繰り上げ返済よりも教育費を優先させるなど、ご家族のライフプランに合わせて、返済をご検討ください。

Point3　繰り上げ返済の手数料はあまりかからない
銀行にもよりますが、数十年前と比較すると、繰り上げ返済の手数料がかからない銀行やプランも多いですし、かかったとしても事務手数料程度に抑えられています。
一度に完済となると、手数料がかかってしまいますが、余力のある時の返済で、全額を完済するのでなければ手数料に関してはあまりナーバスになる必要はないのでご安心ください。

コツコツと繰り上げ返済をされると、住宅ローンの完済は年単位で縮まり、中には10年も早く完済できたという方も。
ローンがなくなると、その分生活にもゆとりができますが、無理に返済されると今の生活が圧迫されてしまいます。繰り上げ返済をされる際は、マネーバランスも考えながら、無理なく行ってくださいね。