トピックス
スタッフブログ
住宅の基礎工事中に、雨が降ったらどうなってしまうの?
こんにちは。
岐阜県全域と愛知県北部で分譲住宅や、自由設計の住宅を販売している伊田屋です。
今回は、ふと疑問に思われるかもしれない「基礎工事中に雨が降ってしまっても、住宅に影響はないのか」について考えてみましょう。
基礎工事中に雨が降ると、コンクリートや土台部分が水分を吸ってしまうことがあるため心配される方も多いかと思います。ですが、一般的な範囲であれば、雨が降ったからといってコンクリートの品質が大きく低下するわけではありません。コンクリートは硬化する際に適度な湿度が必要とされるため、実は多少の湿気や雨は硬化を助けることもあるのです。しかし、強い雨や長時間にわたる降雨が続いた場合、やはり施工にあたって注意が必要です。
コンクリートが硬化する前に強い雨が降ると、水分が多すぎて基礎の表面が「セメントと水の薄い層」で覆われることがあり、耐久性に影響を与える可能性が出てきます。弊社では天候に合わせて適切なタイミングで型枠を取り外すなどの対応を行い、雨が基礎に影響を与えないように注意しています。
雨の日の基礎工事で大切なのは、コンクリートや基礎部分の乾燥です。基礎に水分が多く含まれたままの状態で建築が進むと、床材や壁材に湿気がこもり、カビやシロアリ被害の原因になる可能性も。
そのため、工事の進行前には基礎の水分量をしっかりと確認し、必要があれば換気や乾燥のための期間を設けるよう配慮しています。例えば、雨が降った直後には養生シートを外して自然乾燥させるなど、現場ごとに適切な対策を行っていますのでご安心ください。
雨の日の基礎工事は不安に感じられるかもしれませんが、私たちは基礎の乾燥や品質管理を徹底し、長く安心してお住まいいただけるよう気を配っています。
家づくりに関して不安なことがあれば、今回のようにどんな疑問でもスタッフまでご質問ください。